道行く人が振り返る、そんなオシャレメガネの代表格といえばTOM FORD(トムフォード)ですよね。異論は認めます。
ファッションに興味のない方には意外と知られていませんが、海外セレブはもちろんのこと、日本でも木村拓哉さんや福山雅治さん、市川海老蔵さんなどたくさんの有名人が愛用していることで知られています。
そして、TOM FORDといえば超ロングセラーモデルの「TF5178-F」を外しては語れません。
今や世界を代表するラグジュアリーブランドになったTOM FORDですが、原点になったメガネを今日は存分に語り尽くしましょう。
オシャレなメガネの原点といえばTOM FORD
TF5178を語る前に、まずはTOM FORDの説明から。
ハイブランドとして知らない人はいないグッチを再建させたデザイナーのトムフォードが作ったのが、自身の名前を冠したTOM FORD。
しばらく前から黒縁セルフレームのメガネがオシャレアイウェアの定番品として掛けられるようになりましたよね。
その黒縁セルフレームのブームを作り出したのが下記の映画でしょう。
映画で人気に火がついた
名優コリン・ファース主演のシングルマンという映画、当時はかなり話題になりましたよね。
この映画、数々の賞を受賞したコリン・ファース初のアクション映画ということもあますが、なんといってもオシャレな内容に心を奪われた人も多いはず。
この映画の監督がトムフォード氏なのです。
初監督ながら豪華な俳優陣を使って大成功を納めた上、自身のブランドを宣伝する、天才ですね。ほんと。
そして、この映画の主演ジョージ(コリン・ファース)が掛けているのが、TOM FORDを代表する「TF5178」なのです。
TF5178が不朽の名作と呼ばれるのは、こういった歴史があるからなんですね。
幅広く愛されているTF5178
TF5178は定番モデルなだけあって、数々の有名人も愛用しています。
冒頭で紹介した木村拓哉さんをはじめ、福山雅治さんや中井貴一さんなど、幅広く愛用されています。
このように年代、性別を問わず愛され続ける理由は、作り込まれたデザインの良さ。
画像を見ていただければわかりますが、主張の強いセルフレームなのにバランス良く顔に合わせられます。
似合わない人を探すのが難しいぐらい、本当によく出来たデザインなのです。
TF5178レビュー
ということで、最後は当店のTF5178を細かく見ていきましょう。
TF5178には長い歴史があるぶん、たくさんのカラーが出ています。
そこで今回は、代表的なカラーのブラックとハバナをご紹介しましょう。
もうね、並べて見ているだけで存在感がすごいのがわかりますか?
世の中には様々な黒縁セルフレームのメガネがありますが、TOM FORDのバランスの良さはどのブランドも真似できていません。
私が店頭で接客しているときに、オシャレでモテるメガネを探している人へ必ずオススメするのがTOM FORDというのも納得いただけると思います。
斜めから見るとリムの厚みがあるのが分かりますか?
これが小顔効果を生みだすため、多少顔が大きい人でもスッキリして見えるわけです。
どこから見てもデザイン性が良く、似合わない人が少ないのも人気の秘密になっています。
男女ともに愛用されているのがわかりますね。
もちろん、女性の方が掛けるとより小顔効果が増すので、伊達メガネ的に使うのもありだと思いますよ。
重厚なブラックカラーとは違い、ハバナカラーになるとまた印象が変わってきますね。
雰囲気が若干明るくなるため、明るめのカラーレンズを入れてサングラスなんかにするとかなりオシャレに決まります。
個人的にこの角度のTF5178を眺めているのが一番好きだったりします。
耳に掛かるテンプル部分にもブランドロゴがさり気なく付けられています。
普段使っているときは気が付かない部分なのですが、メガネケースに仕舞ったりするとき、思わずニヤリとしてしまうポイントですね。
さすがラグジュアリーブランド、初期のモデルなのに完成されています。
もしTF5178を手に入れることがあれば、隅々まで計算されつくした美しさを堪能してください。
「TF5178-F」は日本人向けモデル
ネット販売などでは「TF5178」をよく見かけると思いますが、直営店などで普段売られているのは「TF5178-”F”」です。
モデル名に「F」が付くのはTOM FORD特有なのですが、じつはこれアジアンモデルというアジア人に改良されたものなのですね。
改良されているといってもノーズパッド(鼻あて)が高く作られているだけなのですが、これが重要。
身も蓋もない言い方をすると、鼻が低い人に向けたモデルということです。
このノーズパッドがメガネではものすごく重要で、メタルフレームは自由に動かせるのですが、セルフレームだと動かすことができないため、ヘタに海外で流行っているメガネを買うと顔に合わなくて大変なわけです。
それを解消したのが、Fモデルなのですね。
画像で見ても違いがほとんどわからないかもしれませんが、一応画像も載せておきます。
こちらが「F」の付くアジアンモデルのほうです。
ノーズパッドが高くなっていて、私たちのような日本人はこちらがジャストフィットするようにできています。
毎日使うメガネだからこそ、フィット感は大事ですもんね。
鼻の高い欧米人だけではなく、わざわざアジア人向けに作ってくれていることに感謝です。
当店では「F」のついていないグローバルモデルも取り扱っていますので、こちらも画像をどうぞ。
先ほどの画像よりも鼻あて部分が若干スッキリしているのがわかると思います。
見た目はほとんど変わりませんが、この微妙な違いこそが日本人でもTOM FORDをカッコよく掛けられる仕組みなのです。
これぞハイブランドの気遣いですね。
まとめ
もちろんTOM FORDには、今回紹介したTF5178以外にもオシャレなフレームがたくさん揃っています。
ですが、やはりブランド初期から変わらないTF5178には不思議な魅力があります。
ぜひ見かけたときには手にとってみてください。重厚な見た目ながら、作り込まれた繊細さを感じることができるはずですよ。
ということで、不朽の名作「TF5178」の紹介でした。